はじめまして。
気が付けばアラフォーを通り過ぎアラフィフになったスズキと申します。
更年期を過ぎてもいつまでもキレイでいるために、色々とがんばっています。
女性ホルモンとは長い付き合い
大学では内分泌系の研究室に所属していました。
卒業後は某製薬会社に勤めまして、ホルモン補充療法用の女性ホルモン製剤の開発チームに所属しておりました。
なので、女性ホルモンに関しては普通の人よりは詳しいと思います。
製薬会社での仕事は、開発といっても研究室で新しい薬を作るのではなく、薬を世に出すためのお仕事でした。
臨床試験…いわゆる治験というものですね。
大学病院やその関連病院で実際に患者さんに薬を使っていただき、データを纏めて申請する地味なお仕事でした。
当時はまだ更年期障害に対する世間の理解が浅い時代で、女性ホルモン(エストロゲン)低下による症状だとは知らず、苦しい思いをしている方がたくさんいたものです。
ひどい頭痛など原因不明の症状で、内科、眼科、精神科、脳外科とたらい回しにされ、最後に流れついた婦人科で
「更年期障害ですね」
と、本人も家族もビックリの診断をされ、ワラにもすがる思いで臨床試験に参加。あれほど悩まれた症状が瞬く間に消え去った。バンザイ!
でも今までの苦痛は何だったんだ(怒)!そんな方もいましたね。
ドクターを通じてだけど、患者さんたちの喜びの声を聞いて、仕事にやりがいを感じたあの日あの頃、輝いていた私(遠い目)。
ホルモン補充療法の効果は素晴らしい
仕事を通じて、ホルモン補充療法で救われる患者さんを多数見ました。
当時は更年期なんて遠い遠い先のことと思っていたけれど、月日の経つのは早いもので、自分が開発に携わった薬を使う立場になりました。
ホルモン補充療法の利点は、よく知っています。はい。
更年期が訪れたら使おう…そう思っていました。
…でも、更年期まっただ中の今、私はホルモン補充療法はやらないと決めたのです。
自分でもビックリくりくりです。
エストロゲンに発がん性はない?
ちょっと真面目に難しい話です。面倒だったら飛ばしてOK。
1975年に、「エストロゲン単独投与では子宮内膜が増殖し、子宮内膜がん(子宮体がん)が増える」ことがわかりました。そしてその後、発がんリスク回避のため、ホルモン補充療法を行う際にはプロゲステロンを併用することになりました。
私が会社勤めをしていた当時、欧米に比べ日本でホルモン補充療法が普及しないのは、発がん性を恐れてのことだと言われていました。
「17β-エストラジオールはプロモーターだが、イニシエーターではない。」
仕事をしていた頃、よく目にしたフレーズです。
(子宮内膜の増殖を起こすことに関しては華麗にスルーしてる感じですが、そもそもそれはエストロゲンの作用であって、プロゲステロンを併用すれば問題ないということでしょうか。)
上のフレーズは=「女性ホルモン(エストロゲン)はがんの成長を促すけれど、発がん性はない。」
言い換えると、子宮がんを引き起こさないが、子宮がんの人に使用すると、がんの進行が早まるということなのです。
なので、発がん性はないけれど、ホルモン補充療法を受けている間は定期的な子宮がん検診を受けましょうと説明されます。
乳がんに関しては、予防効果があるという意見さえありました。
今は新たなことが分かっていて、5年以上ホルモン補充療法を行うと乳がん発生のリスクが高まると言われていますが、短期間なら発がん性の問題はないようです。乳がんに関しても、がんの進行が早まるので定期的な検査は大事です。
そうです。わたしがホルモン補充療法を選ばない理由は、まさしくこの「がん」が怖いからなのです。
ガン家系は要注意
私のごくごく近い身内に、子宮がんや乳がんにかかった者が複数いるんですよ。
家族素因バッチリです(泣)。
ホルモン補充療法で発がん性が増すわけではないけれど、万が一の時、進行が早いのは恐怖ですよ。
ホルモン補充療法をしていると、いつまでもお肌つやつやで若々しくいられるので年齢不詳になれるのだけど、がんの不安の方がウェイト大きいです。
更年期症状はシンドイけれど、今は情報も多いし、良いサプリもあるし、元気に乗り切るぞー!おー!
こういった理由で、ホルモン補充療法はやらないことにしました。
サプリでも食事でもやってみましょう
息子が反抗期?はぁ?こちとら更年期だ!
なんて冗談があるけれど、何もせずにいると、確かに毎日快調!とはいかないですね。
幸い?若いころから更年期に対する理解があったもので、心構えはバッチリです。
何もしないでいるとシンドイですよ。
でも今は、時々肩こりがあるくらいで、いたって平和に毎日を過ごしています。ホルモン補充療法をしない代わりに、あれこれ対策がんばってます。
戦うアラフィフ。年齢不詳を目指します。
このサイトでは、そんな私の更年期対策などをボチボチと紹介していきます。