少し前に話題になっていましたが、人類の夢、不老長寿薬の大本命!?と期待される薬の臨床試験が計画されています。
米国で試験が始まる不老長寿の薬
気になるその薬はメトホルミンといって、糖尿病の薬です。
糖尿病は重大な問題ですが、メトホルミンを飲んでいる糖尿病患者は健康な人より長生きなのです。
これまでの研究の結果、メトホルミンにはこんな効果があることがわかっています。
- がんの予防効果がある
- 心血管疾患の発症リスクを減少させる
- 抗酸化作用がある
- 筋肉などでの糖の利用を促進する
- 腸管からのグルコース吸収を抑制する
- 脂肪の燃焼を促進する
どうしてこんな効果があるのでしょう?
メトホルミンには次のような作用があるからです。
- インスリン感受性を高めてインスリンの分泌量を減らす
- AMP活性化プロテインキナーゼを活性化する
血糖値の上がりにくい粗食が健康に良いと、よく言われますね。
AMP活性化プロテインキナーゼには色々な作用があります。
血糖値や中性脂肪を下げます。メタボ対策、老化対策で有名です。
アディポネクチンに同じ効果が?
大本命の不老長寿薬、魅力的ですね。使ってみたいです。
でも、メトホルミンは糖尿病の治療薬ですから、一般人には入手困難です。
個人輸入ならメトホルミンが買えますが、医薬品を勝手に使うのは不安です。
サプリメントならともかく、医薬品は医師の指導のもとで使用すべきでしょう。
米国でのメトホルミンの臨床試験が終わってアンチエイジングの薬として市場に出回り、日本で買えるまでに何年かかるでしょう。
アラフィフですから、待ってる間に寿命が尽きそうです。(^_^;;
でも、見つけました!
同じ効果をもつアディポネクチンというホルモンがあるんです。
いえ、逆ですね。
アディポネクチンは元々身体にあるものですから、『メトホルミンにはアディポネクチン様作用がある』が正解です。
アディポネクチンは長寿ホルモン
私は全然知らなかったけど、アディポネクチンは長寿ホルモンと呼ばれていて有名なんですね。
ホルモン…女性ホルモンも大事だけど、長寿ホルモンも大事に違いない。
アディポネクチンの7つの働き
1.プラーク(動脈硬化巣)が形成されるのを防ぐ、血管壁の傷を修復するなどのはたらきで、動脈硬化を予防改善する。
2.血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の働きを良くして、糖尿病を予防改善する
3.脂質の代謝を促して、中性脂肪を下げ、HDL(善玉)コレステロールを増やす。
4.血管を拡張して高血圧を予防・改善する。
5.筋肉での脂質代謝を促し、運動と同じ効果によりメタボリックシンドロームを予防・改善する。
6.肝臓での脂質代謝を促進し、脂肪肝を予防・改善する。
7.大腸がんや乳がんなど、ある種のがんを予防する。
高脂血症改善、高血圧予防改善…元気に年齢不詳で長生きするのに、アディポネクチン最強かも。
ほんとに、上で紹介した糖尿病薬とそっくりですね。
だったら薬を飲むより、アディポネクチンを摂る方が良いんじゃない?
エストロゲンにはホルモン補充療法やイソフラボンがあるけれど、アディポネクチンはどうでしょう。
アディポネクチンを増やす方法
残念!アディポネクチン補充療法なんてありませんでした。
エストロゲンと違って、イソフラボンのように似た作用をする食べ物もありません。
それなら、もともと体内にあるんだから増やしましょう!
エストロゲンは卵巣機能が衰えてきて作れなくなるけれど、アディポネクチンは内臓脂肪で作られるから増やせます。
テレビに出ているドクターによると
内臓脂肪が多い人は、減量して内臓脂肪を減らすことが第一です。ただし、なかなかやせられない人、太っていないのにアディポネクチンが低い人(低アディポネクチン血症)は、アディポネクチンを増やす成分であるオメガ3脂肪酸(亜麻仁油など)、ノビレチン(柑橘類「シークワーサー」に含まれる成分)、βコングリシニン(大豆たんぱくの一種)、少量のアルコール、マグネシウム、食物繊維などを積極的に摂取することをお勧めします。
アディポネクチンは内臓脂肪で作られるけど、太って膨らんだ脂肪細胞はアディポネクチンが作れないそうです。
亜麻仁油…良いのは知ってるけど苦手だな…。
シークワーサーって、沖縄にしかないんじゃない?
いやいやいや。ハードル高いでしょ。
クリアできるのは大豆と食物繊維くらいです。
サプリメントなら手軽だから続けられる
そんな時にはサプリメントを飲めばよいじゃない。
嬉しいことに、アディポネクチンを増やす成分がバランスよく入ったサプリメントを見つけました。
【DSアディポ】というサプリメントです。テレビ番組の主治医が見つかる診療所でも取り上げられたようです。
amazonで売ってました。
ちょっとお高いけれど、試してみる価値ありそうですね。