突然の胸の痛みに恐怖した。これも更年期の症状なのか。

胸が苦しい更年期女性

先日、エクオールサプリをやめていた時のことです。

夜寝る前のくつろぎタイムに胸のあたりに違和感を感じました。

胸に何かが詰まっているような、じわじわと痛いような…。

変だな…と思いながらそのまま就寝したのですが、翌朝目覚めて立ち上がった時、心臓のあたりにギューっと締め付けられるような痛みが!

こ、こ、これって、狭心症発作とかって言う!?ヤバい?

いや、でも思ったより平気な感じだし…。とりあえずお弁当を作らなければ…。

そうこうしているうちに痛みは治まり、今は普通に過ごしています。

 

 

更年期には虚血性心疾患に注意が必要

冬のレストラン

製薬会社に勤めていた頃、隣のグループが血管拡張剤の開発をしていました。

他のグループが担当している製剤のことも少し勉強するのですが、特徴的な狭心症発作のイメージをよく覚えています。

「冬、暖かいレストランから雪の降る屋外へ出てきた小太りの男性が、階段を昇っていて発作を起こす」

 

やはり狭心症といえば、中年男性に多い=女性にはあまり関係ないという印象があります。

確かにそうなのですが、更年期以降は女性でも狭心症など虚血性心疾患への注意が必要なのです。

 

エストロゲンの血管保護作用

女性とハート

女性に虚血性心疾患が少ない理由は、エストロゲン(女性ホルモン)に心臓や血管を保護する作用があるからなのです。

  • 血管を拡げる作用
  • 脂質代謝を改善する作用
  • 抗酸化作用

エストロゲンが動脈硬化を防いでくれるので、閉経前の女性では、男性と比べて動脈硬化による虚血性心疾患が少ないのです。

本当にエストロゲンは大事です。

ということは閉経後にはエストロゲンの保護作用がなくなりますから、女性でも虚血性心疾患が増えてきます。

何度も同じことを書いていますが、更年期症状は「ほてり、発汗、イライラ、不眠…」などの症状も悩ましいですが、長期的な症状が怖いのです。

 

更年期女性に多い微小血管狭心症とは

心臓

わたしが経験した胸痛ですが、調べたところ更年期女性に多い症状だとわかりました。

一般的に知られている狭心症は、冠動脈という太い血管が動脈硬化や痙攣により血流が悪くなって胸に痛みがでます。

更年期女性に多い胸痛は、微小血管狭心症といって、心臓の極細い血管が収縮することで症状がでます。

更年期の女性の8~10人に1人が微小血管狭心症だと言われています。

微小血管狭心症には次のような特徴があります。

  • 就寝前など安静時に多い
  • 胸が締め付けられるような痛みが起こる

多くは5分以内に収まるけれど、数時間から半日以上続くこともあるそうです。

さらに胸の痛みの他にも色々な症状があります。

  • 息が詰まる感じ
  • 吐き気
  • 胃痛などの消化器症状
  • 背中や左腕の痛み
  • 顎や歯、喉の痛み
  • 耳の後ろの痛み
  • 動悸


寒さやストレスが引き金になることもあります。

 

エストロゲンが減少が主な原因

もうお分かりでしょうが、更年期になりエストロゲンの血管拡張作用という恩恵がなくなったことで、微小血管狭心症が起こりやすくなります。

エストロゲンって、本当に大事ですね。

更年期にはエストロゲンの代わりをしてくれるイソフラボン(エクオール)を積極的に摂りたいものです。

エクオールでいつまでも若くありたいですね。

 

 

心臓という命に関わる大事な器官のことですから、自分で決めつけず、心配な胸痛があれば循環器の病院を受診しましょう。

閉経後の女性-特に70歳くらいからは、男性と同じタイプの狭心症や心筋梗塞が増えてきます。

微小血管狭心症で命を落とすことはありませんが、冠動脈の狭心症で亡くなる方は少なくありません。

 

今は胸痛もなく過ごしています。
予防のためにもエクオールを続けようと思います。

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